オオツノジカの草はみ

一人暮らしの20代男が、のんびり生きるための実践をだらだら書いていきます。

「100日後に死ぬワニ」にめっちゃ便乗して、自分の好きな美術作品を推すだけの記事

いろいろ言われていますが、良い作品でしたね!

「100日後に死ぬワニ」の画像検索結果

 

あまりのスピード感に

正直、売り方にしてももう少しあったんじゃないかな・・・という気持ちは否めません。

 

 

アーシュラ・K・ル=グゥインの作品を翻訳した清水真砂子さんの本に、

 

「感動とは自分自身が分解し失われる瞬間のことであり、感動によって生き返ったように感じるのはその後に自分自身が新たに組織し直されるからである」

 

という言葉がありました。

(清水さんご本人の言葉ではなく、新聞か何かを引用されていたように記憶しています)

 確かこの本かな?↓

大人になるっておもしろい? (岩波ジュニア新書)
 

 

広告は熱いうちに打て なんて言うので、間違っているとも思いませんが、

ワニくんに関しては、もう少し時間が欲しかったなあー。

 

 

 

Twitterで100日目を見て、いろいろな感情で自分がバラバラになったところを、商業というケーキ型にギュッと押し詰められた感じ。

 

感動の形は人それぞれなので、どんなMVや映画がきてもそれはそれで良いと思うんですが、

 

バラバラになった自分くらい、自分で再構築したかった(その時間が欲しかった)なあという思いでここ数日過ごしてきました。

 

それくらい、心揺さぶられた素晴らしい作品であることに間違い無いので、当然書籍は買わせていただきます。

 

 

 

話は変わりますが、皆さんは

 

ブルース・ナウマン「100生きて死ね」

 

という作品をご存知でしょうか?

「come and live」「come and die」

「sleep and live」「sleep ando die」

 

のように、

「〇〇 and  live」と「〇〇 and die」のネオン管が交互に並べられ明滅している、近代美術作品です。

 

 

大学生の頃、1人でこの作品を訪れた時、他に誰もいない展示室でぼーっと見入っていたことが思い出されます。

 

100の生と死が同じように並び、ピカピカと消えたり点いたりするのを見ていると、

 

 

世界のどこかで今まさに

誰かが「眠ることで生きて」いるのに対し、誰かが「眠って死んでいく」のかなと、

 

不思議な気持ちになりました。(解釈があっているかはわかりません・・・すみません)

 

 

「100日後に死ぬワニ」とは全く関係はありませんが、

なんだか作品名も似ているし・・・紹介するくらい良いですよね。

 

 

こちらの作品は、香川県 直島の「ベネッセハウスミュージアム」に展示されています。

 

少しアクセスしづらいかもしれませんが、

とても素敵な作品なので、近くに行った時は、ぜひ立ち寄ってみていただきたいと思います。